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支持療法薬 / 副腎皮質ホルモン製剤

デカドロン錠

デキサメタゾン — グルココルチコイドに属し、糖質代謝作用、抗炎症・抗リウマチ・抗アレルギー作用を発揮する。
日医工株式会社 | 2026年4月改訂(第5版)
用量
下記記載
投与
下記記載
代謝
主にCYP3A4により代謝
剤形
錠剤(0.5mg、4mg)
貯法
室温保存
警告
禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。デスモプレシン酢酸塩水和物(男性における夜間多尿による夜間頻尿)、リルピビリン又はリルピビリン含有配合剤を使用中の患者。

効能又は効果
組成
1錠中デキサメタゾン0.5mg又は4mg
剤形
割線入りの五角形の素錠
色調
0.5mg錠:白色、4mg錠:淡赤色
包装
0.5mg錠:100錠・500錠、4mg錠:100錠(PTP)
用法及び用量
抗悪性腫瘍剤投与に伴う悪心・嘔吐

通常、成人にはデキサメタゾンとして1日4~20mgを1~2回に分割経口投与する。ただし、1日最大20mgまで。

添付文書の承認用法。併用薬の用法用量も確認する。

全身性ALアミロイドーシス

他剤との併用において、通常、成人には40mgをDay 1、8、15、22に経口投与する。28日を1サイクルとして最大6サイクルまで繰り返す。

患者の状態に応じた調整は併用レジメン及び各添付文書に従う。

上記以外の効能共通

通常、成人には1日0.5~8mgを1~4回に分割経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。

実際の使用時は最新の電子添文及び各併用薬の電子添文を確認してください。
相互作用
薬剤区分影響対応
デスモプレシン酢酸塩水和物禁忌低ナトリウム血症併用しないこと
リルピビリン塩酸塩禁忌血中濃度低下、作用減弱併用しないこと
リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビン禁忌血中濃度低下、作用減弱併用しないこと
ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩禁忌血中濃度低下、作用減弱併用しないこと
バルビツール酸誘導体(フェノバルビタール)注意本剤の作用減弱併用に注意
リファンピシン注意本剤の作用減弱併用に注意
カルバマゼピン注意本剤の作用減弱併用に注意
フェニトイン注意本剤の作用減弱、フェニトイン血中濃度変動併用に注意
サリチル酸誘導体(アスピリン等)注意サリチル酸中毒本剤減量時に注意
ワルファリンカリウム注意抗凝血剤作用減弱併用に注意
糖尿病用薬注意糖尿病用薬作用減弱併用に注意
血圧降下剤注意血圧降下剤作用減弱併用に注意
利尿剤注意利尿剤作用減弱併用に注意
利尿剤(カリウム保持性利尿剤を除く)注意低カリウム血症併用に注意
シクロスポリン注意シクロスポリン血中濃度上昇併用に注意
マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン)注意副腎皮質ホルモン剤作用増強併用に注意
アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール)注意副腎皮質ホルモン剤作用増強併用に注意
HIVプロテアーゼ阻害剤(サキナビルリトナビル等)注意本剤AUC上昇、HIVプロテアーゼ阻害剤AUC低下併用に注意
エフェドリン注意副腎皮質ホルモン剤血中濃度低下併用に注意
サリドマイド注意中毒性表皮壊死症併用に注意
重大な副作用
事象頻度注意
誘発感染症、感染症の増悪頻度不明B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎及び進行性多巣性白質脳症(PML)を含む。
続発性副腎皮質機能不全、糖尿病頻度不明
消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎頻度不明
精神変調、うつ状態、痙攣頻度不明
骨粗鬆症、骨頭無菌性壊死、ミオパシー、脊椎圧迫骨折、長骨の病的骨折頻度不明
緑内障、後嚢白内障頻度不明
血栓塞栓症頻度不明
腫瘍崩壊症候群頻度不明リンパ系腫瘍を有する患者では血清電解質濃度及び腎機能を観察する。
その他の副作用
事象頻度
月経異常頻度不明
下痢頻度不明
悪心・嘔吐頻度不明
胃痛頻度不明
胸やけ頻度不明
腹部膨満感頻度不明
口渇頻度不明
食欲不振頻度不明
食欲亢進頻度不明
便秘頻度不明
多幸症頻度不明
不眠頻度不明
頭痛頻度不明
めまい頻度不明
振戦頻度不明
末梢性感覚ニューロパチー頻度不明
激越頻度不明
傾眠頻度不明
筋肉痛頻度不明
関節痛頻度不明
関節腫脹頻度不明
満月様顔貌頻度不明
野牛肩頻度不明
窒素負平衡頻度不明
脂肪肝頻度不明
浮腫頻度不明
血圧上昇頻度不明
低カリウム性アルカローシス頻度不明
低ナトリウム血症頻度不明
高カリウム血症頻度不明
中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害頻度不明
眼球突出頻度不明
白血球増多頻度不明
好中球減少症頻度不明
血小板減少症頻度不明
白血球減少症頻度不明
薬物動態
CMAX
46.6±10.4ng/mL(4mg錠単回経口投与)
AUC
213.0±38.1ng・hr/mL(AUC0→24、4mg錠単回経口投与)
HALFLIFE
4.26±0.56時間(4mg錠単回経口投与)
METABOLISM
主にCYP3A4により代謝
CYP
CYP3A4
作用機序
デキサメタゾンはグルココルチコイドに属し、すぐれた糖質代謝作用を有し、抗炎症・抗リウマチ・抗アレルギー作用を発揮する一方、鉱質代謝作用が比較的弱い。コルチコイド活性に関する動物実験から抗炎症作用(抗肉芽腫作用)、胸腺退縮作用、肝グリコーゲン沈着作用が明らかにされている。
臨床試験
AMY3001試験(ANDROMEDA)

未治療の全身性ALアミロイドーシス

DCyBorD療法 vs CyBorD療法

添付文書17.1.1。副作用率は併用療法全体の値であり、デキサメタゾン単剤の発現率ではない。

特殊患者
妊婦

治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与する。新生児の副腎不全等及び動物実験での催奇形作用に注意する。

授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討する。

小児等

発育抑制、頭蓋内圧亢進症状等に注意し、観察を十分に行う。

高齢者

長期投与では感染症、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、後嚢白内障、緑内障等があらわれやすい。

重要な基本的注意
PMDA公式情報
2026年4月改訂(第5版) | 参照:PMDA電子添文 | 医療判断の代替ではありません